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こんばんは~(*’▽’)chocoです。
リカンベント型の自転車って見たことありますか?
私は、たまたま深夜にNHKの番組「超絶 凄(すご)ワザ!」っていう、千原ジュニアが司会をしている番組で見かけました。
普通の自転車と違うところは、ほぼ寝ている姿勢で自転車をこぐという点です。
この自転車は、スピードを出すために開発された自転車で空気抵抗を抑えるために、寝るような体勢をとります。
さらに、空気抵抗を減らすために、たまご型のカバーを付けて走ります。
そのスピードが、本当に早くてビックリします。
車よりも早いです。
早すぎて、こいでいる人は命がけです。
NHKの「超絶 凄(すご)ワザ!」では、最速の自転車を日本人が作ったらどうなるのか?っていうプロジェクトからスタートします。
こういう時、日本ってホントに色んな技術を持っている方がいるなぁ~って、改めて感心します。
何かニュースになると、「専門家をお呼びしています。」と言って、「○○の専門家」って、絶対どっかから探しているじゃないですか。
こんな分野にも専門家がいるの?て分野にも必ずいますよね。
日本って色んな事を学べる環境もあるし、規制もないから、どんどん独自の文化が発達していくんでしょうね。
そこで、集められたのは、自転車をこぐスペシャリスト、自転車を作る人、たまご型のカバーを作る人達です。
リカンベント自転車の最高時速は何キロ?
私が見た回は、まずオランダチームに勝つことが目標に掲げられていて、勝ったら世界大会に出場するっていうのがテーマでした。
リカンベント自転車の最高記録は・・・
時速133.78キロ!!
高速道路で走る車が100キロなので、それよりも速いです。
ビュンビュン風に乗って、加速をしてい来ます。
見た目はたまご型でかわいらしいのに、ホントにスゴイです。
この記録を作ったのは、オランダチームでした。
私が見たNHKの「超絶 凄(すご)ワザ!」では、日本チームは時速139.45キロを出していました。
ゴールをした後は、急には止まれないので減速して言って惰性でそのまま、コースを1周していました。
日本チームのメンバーは?
小森 亮平(こもり りょうへい)
担当:自転車をこぐ人=ライダー
生年月日:1988年9月26日
出身地:広島県福山市
出身校:広島県立福山誠之館高等学校
所属:愛三工業レーシングチーム
高校の頃から自転車競技(MTB、ロードレース)をやっていて、夏休みを利用してフランスへ行きます。
それがきっかけとなって「ダイハツ・ボンシャンス飯田」に所属し、高校卒業後はフランスで自転車競技生活を送ります。
フランスと言えば、「ツール・ド・フランス」っていう有名なプロのロードレースがありますもんね。
小森さんは、本場フランスで修行したかいもあり、実績もある方です。
2008年、全日本選手権 U23 優勝
2009年、世界選手権U23 日本代表
2010年、世界選手権U23 日本代表
池上 敦哉(いけがみ あつや)
担当:自転車を作る人=自転車設計の技術者
生年月日:不明
出身地:東京都中央区
出身校:早稲田大学高等学院→早稲田大学理工学部卒業
所属:KYBモーターサイクルサスペンション(株) ※ヤマハ発動機より出向
池上さんの専門は、バイク。
大学で入ったサークルでは、いかにガソリンの量にを少なくして、長い距離を走れるか?と、エコランを追及していました。
大学の教授から「ソーラーカーの国際大会に出てみない?」って誘われて、「ソーラーカー」の設計に没頭します。
1990年、オーストラリアの国際大会で、みごと3000キロの長距離を完走します。
しかし、順位は散々・・・。
「やるからには、優勝したい!」と、就職をした後も夢をあきらめきれずに、「ソーラーカー」を研究します。
2009年、国際大会で優勝します。この時は、東海大学と組んで出場しました。
2011年にも、国際大会で優勝をしました。
仕事とも通じている趣味って、素敵ですね~。めっちゃカッコイイって思いました。
関 比古(せき ひこ?)
担当:たまご型のカバーを作る人=空力・カウル設計
生年月日:不明
出身地:不明
出身校:不明
名前のよみ:不明
確か、30代くらいの方で理系出身の方でした。
上司の石井源治さんから、担当を任せられてほとんどの設計は、関さんがしていました。
それを上司の石井さんがチェックするって感じでしたね。
勤務中に一人黙々と設計をするのですが、ほとんどの作業が抵抗の計算。
こういう形にしたら、どういう風の流れになって、どれくらい抵抗がでるのか?
実物を作るのは、最後の1回しかできないので、設計は入念にされていました。
すると、家に帰ってふと思いついた形があったので、早速、設計図を書いてみますが、思うように数字は改善されませんでした。
試行錯誤していると、ある「くぼみ」を発見します。
「くぼみ」を作ると、そこで風向きが変わるので、抵抗が少なくなるっていう話でした。詳しい話は難しくて、よくわかりませんでした。
このたまご型のカバーは、「カウル」って呼ばれます。
「カウル」の素材は、カーボンです。
使用されるのは、「東レ・カーボンマジック」です。
「東レ・カーボンマジック」は、レーシングカーの開発を長年やっています。
その軽量化設計技術と加工の技術がめっちゃスゴイです。
関さんの書いた設計書から、すぐに石膏で型が作られていました。
その石膏の中にカーボンを流し込んで、「カウル」を作るのですが、軽量化のために厚さもそんなにないので、型から外す時が見ていて一番ドキドキしました。
出来上がった「カウル」は、滑らかでキレイにできていました。
日本のカーボンの技術って、すごいんですね!めっちゃ感動しました。
いよいよ世界大会へ!
「ワールド・ヒューマン・パワード・スピードチャレンジ(WHPSC)」。
世界最速の自転車作りを目指す自転車の国際大会です。
アメリカのネバダ州で行われました。
競技は、8キロの直線道路を走って、最後の200メートルのスピードを測って、速いチームが勝ちです。
なので、どれだけ加速できて、後半どれだけライダーがばてないか、自転車を安定的に走らせることができるかがカギになります。
スピードが出てくると車体が揺れて、ライダーがビビッて減速してしまうこともあるので、「安定」も結構、重要な要素になります。
日本チームの結果はどうだったんでしょうね?
NHKで見ることができますよ!
2016年10月29日(土) 午後8時15分~ 午後8時45分 超絶 凄(すご)ワザ!SPECIAL▽最速自転車プロジェクト~世界大会・前編~
2016年11月 5日(土) 午後8時15分~ 午後8時45分 超絶 凄(すご)ワザ!SPECIAL▽最速自転車プロジェクト~世界大会・後編~
私も今から楽しみです。下の映像は、例のオランダチームが世界記録を更新した時の映像です。
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